網膜剥離とは
通常、網膜は硝子体によって眼球の奥の壁にぴったりと張り付いています。しかし、何らかの原因で剥がれてしまうことがあります。これが網膜剥離です。網膜裂孔から移行して起こるケース(裂孔原性網膜剥離)が全体の8割以上を占めていますが、糖尿病やぶどう膜炎などに起因するもの(非裂孔原性網膜剥離)もあります。
主な症状
- 黒い点などがチラついて見える
- 目を動かすと視野の周辺に光が走る
- 視野全体が暗くなった
- 物が歪んで見える
- 見える範囲が狭くなった
など
黒い点がチラつく
明るいところを見たときなど、視野の中に黒い点や小さな虫のようなものがチラついて見える状態であり、一般的には「飛蚊症」と呼ばれています。目を動かしても、その黒い点は同じ方向に移動し、細かく揺れて蚊が飛んでいるように見えるので、この名前が付きました。
視野の周辺に光が走る
目を動かしたときに、視野の周辺に弱い稲妻のような光が走り、数秒間ほど網膜のあたりに刺激を感じる症状です。網膜が剥離すると、飛蚊症の症状とともに頻繁に起こることがあります。
視野全体が暗くなった
網膜の血管が引っ張られて出血し、これが硝子体の中に広がると、視野全体が霞がかかったように暗くなることもあります。
見える範囲が狭くなった
黄斑の近くの網膜が剥離すると、それに伴って視野が狭まっていきます。通常、人は両方の目でものを見ているため、視野の狭窄に気が付かないことがありますが、その場合は片目を瞑って見て下さい。どちらかの目の視野が欠けてしまっていることがよくあります。
網膜剥離の検査法
網膜剥離の疑いがある場合は、必要な検査を行います。主に瞳孔を大きくする目薬を点眼し、網膜の状態を専用の顕微鏡で確認するのです。これに併せ、視野検査を行うこともあります。
主な治療法について
症例によってはレーザーを用いた網膜光凝固術や網膜冷凍凝固術で進行を食い止められることもあります。しかし、すでに網膜剥離が発生している場合は、手術が必要となるケースが大半です。強膜バックル術(強膜内陥術)と硝子体手術があり、患者さまの網膜裂孔の大きさや位置、進行度、硝子体出血の有無、合併症などを総合的に勘案し、治療法を選択します。
網膜剥離の治療後について
網膜剥離になると、はがれた部位の網膜に血液が流れなくなるため、治療が遅れると失明してしまいます。網膜剥離の手術は、これを防ぐために行われるのですが、再発や合併症のリスクは常に存在しているため、剥離の程度によっては再手術などが必要となることもあります。このような事態を出来るだけ減らせるよう、手術後も定期的な検査を受けるようにして下さい。
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